コインパーキングに監視カメラは必要?
コインパーキング経営を検討されている方のなかには、コインパーキングに防犯用の監視カメラを設置するか迷っている方もいるでしょう。結論として、コインパーキングに監視カメラ(防犯カメラ)は付けたほうがよいといえます。理由は、監視カメラを設置することで駐車場内におけるトラブルを未然に防止したり、撮影・録画した内容が証拠になって問題をスムーズに解決できたりするためです。
本記事では、コインパーキングに監視カメラを設置するメリットや、設置にあたって押さえておきたいポイントについて解説します。
コインパーキングのトラブル事例3選
コインパーキングで起こり得る、主なトラブル事例は以下の3つです。
・当て逃げされる
・不正駐車される
・不法投棄される
以下で、詳しくご説明します。
当て逃げされる
コインパーキングで起こり得るトラブルのうち、多いのが当て逃げです。月極駐車場やコインパーキングは、一般的に狭い土地でも経営を始められる土地活用です。ただ、土地の広さや立地によっては、十分なスペースがない、混雑しているなどの理由でうまく駐車できず、ほかの車と接触することもあるでしょう。コインパーキングでは車の持ち主がその場にいないことが多いため、接触し傷を付けてしまった後、適切な対応を行わずに逃げてしまう人がいます。
また、利用者が駐車場の設備や、隣地所有のフェンスなどへ当て逃げするケースもあります。監視カメラがなく犯人の特定が不可能な場合、破損された設備の修理、弁償をオーナーが担うことになるでしょう。このような行為を見過ごさないためにも、監視カメラでしっかり録画しておくことが大切です。
不正駐車される
コインパーキングを利用しながら料金を未払いで出庫する不正駐車は、経営者にとって大きな痛手となるトラブルです。料金が得られずに不利益を被ったり、ロック板ほか設備を破損されたりする恐れがあります。
料金を支払わない不正駐車・無断駐車などの不正利用は違法行為であるため、監視カメラを設置するのなら、違反者を特定できるように車のナンバープレートが映る場所がよいでしょう。
不法投棄される
無人経営のコインパーキングは、ごみを不法投棄される危険性があります。経営するコインパーキングにごみを投棄されてしまうと、ごみの処理費用をオーナーが負担しなければならないだけでなく、ほかの利用者や近隣からの印象悪化により経営状況に影響が出るかもしれません。
これらのトラブル事例のほかにも、車上荒らしや敷地内への不審者の侵入など、監視カメラのないコインパーキングではさまざまなトラブルが発生すると考えられます。
コインパーキングに監視カメラを設置するメリット
コインパーキングに監視カメラを設置する主なメリットは以下の通りです。
・防犯効果が見込める
・記録を残せる
・利用者が安心して利用できる
以下、詳しく見ていきましょう。
防犯効果が見込める
監視カメラが設置されている、というだけで犯罪の抑止力となる効果が期待できます。夜間や早朝は特に人の目が少ないため、監視カメラの設置により潜在的な犯罪を思いとどまらせる効果が大きいでしょう。
記録を残せる
万が一コインパーキングでトラブルが起きてしまっても、監視カメラがあれば記録が残るため、犯人の情報や事故の原因を特定して早期解決につなげられます。また、記録が残ることにより、犯罪防止の効果も期待できるでしょう。抑止力としてダミーカメラを置くのではなく、きちんと機能する監視カメラを設置するほうが、記録を残せるため防犯効果が高いといえます。
利用者が安心して利用できる
監視カメラがあることで防犯性が向上し、利用者が安心して利用できます。犯罪を抑止すると同時に、利用者や近隣の安心にもつながるでしょう。
これらの影響を考えると、コインパーキングに監視カメラを設置するメリットは大きいといえます。
監視カメラを設置する際のポイント
監視カメラを自分でコインパーキングに設置する際、気を付けておきたい主なポイントを3つご紹介します。
・電源を確保する
・インターネット回線を引き込む
・死角を作らないようにする
それぞれ具体的に見ていきましょう。
電源を確保する
監視カメラを運用するためには電源の確保が必要です。通常のコインパーキングには精算機が設置されていることから、電源自体は既に確保されている場合が多いといえます。監視カメラを設置するにあたり、設置位置の問題から電源につなぎにくい場合があれば、延長ケーブルを利用して確保しましょう。
インターネット回線を引き込む
無人で運営されることが多いコインパーキングでは、一般的に遠隔監視システムが取り入れられており、導入にはインターネット回線の引き込みが必要です。監視カメラのタイプを確認したうえで、導入の準備をしましょう。
●防犯用ネットワークカメラを使用する際の注意点については
こちら
死角を作らないようにする
不正駐車や不法投棄などの防犯対策をするなら、監視カメラはより少ない台数でコインパーキング全体が監視できるよう、設置場所を工夫しましょう。死角を作らないことで事件・事故の際に確実に記録を残せます。また、カメラは手が届かない程度の高さに設置することで、カメラに細工される・破損されるという悪質なトラブルも回避できます。
このように、コインパーキングを安心して経営するには、監視カメラの設置と工夫が必要です。ただ、必要な設備を個人でそろえようとすると、監視カメラ設置工事のための費用と手間がかかります。
三井のリパークの一括借り上げ方式でコインパーキング経営を始めれば、運営を三井のリパークに任せることができます。手間が少ないうえに、監視カメラといった設備を含む初期費用や運営管理費用が不要です。※ コインパーキング経営を始めたいと考えつつも、設備や費用、管理面で不安をお持ちの方は、三井のリパークにご相談ください。
コインパーキングの監視カメラの映像保存期間はどのくらい?
コインパーキングのほか、商店や街頭に設置されている監視カメラ映像の保存期間は、およそ1週間から1ヵ月が目安とされています。金融機関に設置されている監視カメラは、保存期間がさらに長い場合もあるでしょう。
コインパーキングに防犯目的で設置する監視カメラは、映像の保存期間を1ヵ月程度にすることがおすすめです。トラブルが起きた場合に被害者が問い合わせてくるまで時間がかかるかもしれないため、余裕を持って保存期間を設定しましょう。
コインパーキングを始めるなら監視カメラ付きを検討しよう!
ここまで、コインパーキングにおけるトラブル事例や監視カメラを設置するメリットをお伝えしてきました。監視カメラはコインパーキングで起こり得るさまざまなトラブル回避につながるため、コインパーキング経営の際には設置しておきたい設備です。
とはいえ、駐車場の設備を設置するほかに、監視カメラとレコーダーの費用もかかるとなると躊躇してしまう方もいるでしょう。三井のリパークの一括借り上げ方式では、監視カメラのほか、コインパーキング設備にかかる初期費用や運営管理費用を負担し、かつお客さまに代わって運営管理も行っています。※ 稼働率に関係なく安定した収益が得られるため、初めてコインパーキング経営を行う方にもおすすめです。ぜひ一度三井のリパークにご相談ください。
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※1 立地等によってはお受けできない場合もございます。また、建物解体、アスファルト舗装、外構、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさまのご負担となります。